サービスはこころでする

「学生参加のまちづくり」授業を再開!(亜細亜大学×武蔵境マルシェ:武蔵野市)

 亜細亜大学経営学部教職課程で開講する授業(商業研究Ⅰ、Ⅱ)を受講する学生と武蔵境マルシェで単位取得型現場体験学習を開始した(510日~)。武蔵野市での実施は約10年ぶりの「学生参加のまちづくり」授業。授業では学生らの意思で実施有無も内容も決まる。任せた結果、「自分たちにしかできないことを」と子どもたちとスポーツゲームをやって地域活性化に一役(半役?)買うことを画策中。そのプロセスで先生のタマゴ経験もすることになるだろう。

 彼ら、マルシェをまだ見たことがないというから、5月は、会場設営、販売補助等で参加だ。活動中、マルシェを主催する武蔵境活性化委員会の人たちがユニフォームをその場で脱いで彼らに貸してくれたのを目にした。ユニフォームは仲間と認知されて初めて支給されるのでお金では買えない大事なもの。貸す気持ち、貸してもらえた気持ち。すばらしい場に遭遇した。次回7月のマルシェでは学生は自分たちのイベントを手探りで実施する。こうした「やりながら創る」教育を現場生成型教育という。経験を通じて学生は将来、教員になったとき自らの現場体験学習を企画、実施する力を養う。一方、まちは学生という異分子が入って触媒となることで刺激され活性化する。それら二つの達成が授業の目的である。中小企業診断士と教員のハーフとしての蓄積をフル回転させて、皆さんに喜んでもらえる授業にしたい。

[2015.05.11]