レフェリー付き論文。
P.9—P.14
本研究は不可視のサービス機能の変容を通して共同体を閾値の突破に向けていかにファシリテートするかの議論である。触媒機能を持つヒトや組織をセレンディピティと位置づけ、共同体に組み込む仕組みから不可視サービスが可視化するプロセスの解明を試みる。セレンディピティ機能の参入によって既存組織にゆらぎが増幅し、混沌から秩序が形成される仕組みが自己組織化の本質であることを論証する。結論としてこうしたモデル創出を支援するのがファシリテータの役割であることを述べた。
[2014.05.26]