本研究では共同体が自己組織化する過程を原理追究と実験の繰り返しにおいて探究した。以上を統合し、組織化を実現する自己創出構造をスパイラルモデルによって表すことを試みた。自己組織化の仕組みは社会のなかでサービスが充実していない領域での共同体参加者のサービス創発行動によって説明した。以上の考察を通して「行動を通して学習する」共同体を実現させるための組織化に向けて行動指針を提示した。 (124頁)
[2014.05.26]