一橋大学OBが後輩である学生に向けて、自分の大学生活のなかからどんなきっかけで職業を選び、また今の仕事にどんな働き甲斐を感じているか講義。学生結婚、専業主婦、市民活動を経て41歳で中小企業診断士の受験勉強を始め、45歳で合格。最初から「道草人生」であり、「既存のキャリア開発にとらわれない」と言うとカッコいいが、20年の出遅れだから、ヒトと同じことをやってもダメ。男性がほとんどの診断士の世界だからこそ、生活者経験を生かして、環境志向性のあるビジネスの診断、指導で独自領域を志し、併せて教員となり、学生参加のまちづくりを展開することで独立診断士になれたことを話した。増え始めた女子学生への一つの役割モデルとなればとも思った。
[2014.05.19]