さて、トップページの南イタリアのスライドショー、いかがだっただろうか。イタリアはスローフード協会の発祥地であり、食べること、着るもの、住むことなどへのこだわりが強い。
南イタリアは地中海に囲まれた土地に、燦々たる太陽、豊かな海の幸。家族主義が強い地域ながらあくせく働くよりおいしいものを食べ、歌い、美しい住まいに暮らす。これが人々の美の感性。
一方、北東イタリアにはカンパニズモという同郷意識があって、デザイナーを核にした同族経営が性能のいい事業化チームと協業してファッションなどの世界ブランドを生み出す。これも美の感性。
いずれの地域にも共通するのはセンスあるユニークなまちづくり。我が地元のことを考えるとき、「へ~、こういうのもありか」と思って、こんな遠い外国を観るのもいいのでお店や歌うオジサンをご紹介。こんな風にローカルとグローバルを行き来しながらのフットワークで、「足元を観て遠くを観る」「遠くを観て足元を観る」こと、やってみませんか?
こんなこと企んだのはこころっとコンサルティングは全員留学の一橋大学を提案、支援して、留学した子がよく伸びるのを観てきたから。地球の反対側から日本を観れば、自分とはなにか、どう生きたらいいかが客観的にとらまえられるのだろう。ユニークな仕事に就く学生も少なくない。それに近い体験、ちょっとブログの世界で試みられればと思うのだが。
[2014.08.14]