吉祥寺の映画館「バウスシアター」を閉めて3年。劇場に幕、でも「根っからの映画屋」は今度は映画をつくることで恩返しと語られる本田拓夫さんをお迎えした。無声映画からトーキー、そしてロックバンドが「演奏させてくれ」と訪ねてくれば場をつくって、借地権契約が切れるのを潮時にと思われたという。そんななか今年はちょうど井の頭公園開園100年の記念の年。なのに式典だけでは、と映画「パークス」を制作。公園は100年の間に訪れたさまざまな人たちのさまざまな人生の舞台。万人が訪れたなら、万の公園がある。それをつないで公園は歴史になる、と。明日は新しい歴史の一日目だろうか。
持ってきてくださった古い吉祥寺の写真パネルもみなさん興味深々。井の頭公園にとても冷たい自然の湧水のプールが3つもあったことなど、この写真で初めて知った受講生もきっと多かったでしょう。感謝。
[2017.12.17]